はじめに
実務にて、WordPress を利用したサイトで発生している JavaScript のエラーメッセージ「ReferenceError: wp is not defined」を解決する依頼があり、それを解決した情報になります。Web 開発の初心者、初学者の方のご参考になれば幸いです。
検証環境
解説
ReferenceError とは、その名が示す通り、どこかで参照している変数が存在しない場合に発生するエラーです。
ブラウザが Google Chrome の場合、下記のようなエラーが Chrome DevTools の Console に出力されます。
コンソールに出力された大量のエラーを見ていると、蓮コラ画像を見た時の何とも言えない気分のようになります。
それはさておき、よくある原因としては、プラグインの競合です。
下記のような解決方法があります。
- WordPress 管理画面のインストール済みプラグイン一覧より、有効化しているプラグインを個々に無効化しながら、ブラウザのキャッシュクリアをして Console を確認する。
- WordPress 管理画面のインストール済みプラグイン一覧より、全てのプラグインを無効化、プラグインを個々に有効化しながら、ブラウザのキャッシュクリアをして Console を確認する。
プラグインの Autoptimize をインストールして有効化している場合、設定の「JavaScript コードの最適化」が悪さをしている場合があります。ソースコードを圧縮して高速化するプラグインの設定には気を付けましょう。
以上です。
おわりに
あれもこれも便利だから必要という理由で、無駄なプラグインを大量にインストールするのはやめましょう。